1/9「ヒズ・ガール・フライデー」予約開始 ミュージアムシネマサロン
上映作品:「ヒズ・ガール・フライデー」
--------------
[解説]
市民団体イイダウエーブと川本喜八郎人形美術館が主催する映画鑑賞会ミュージアム・シネマ・サロンが
来たる1月9日(金)に行われる。上映作品はハワード・ホークス監督作品『ヒズ・ガール・フライデー』(1940)。
ハワード・ホークス(1896-1976)は、1920年代のサイレント映画期から最後の作品を発表した1970年までハリウッドのヒットメーカーとして君臨し続けた巨匠である。
手がけた映画も多種多様で、ギャング映画からミュージカル、コメディ、戦争映画、西部劇、そして、SFまで、ほととんどのジャンルを監督している。
しかも、彼の作品は30年以上にわたり、興行の成績の上位に入り続けた。
彼の映画の特徴は、題材に対するアプローチの斬新さであり、それが映画の“新しさ”に結びついている。
今回の上映作品『ヒズ・ガール・フライデー』は、数あるホークスの作品の中でも評価の高い作品である。
現在では『ヒズ・ガール・フライデー』は記念碑的傑作コメディとされているが、
それはホークスがこの映画によって<スクリューボール・コメディ>を完成させたからに他ならない。
スクリューボール・コメディとは、常識外れで風変わりな男女が喧嘩をしながら恋に落ちるというストーリーをベースとしているが、
ホークスはここに台詞回しの素早さを世界で初めて持ち込み成功させた。
このたたましいまでの台詞のやりとりは、現在の映画では珍しくないが、当時は「台詞が聴き取れない」という理由から敬遠されていたのである。
ホークスは前作『赤ちゃん教育』(1938)のやり過ぎを反省し、物語の中で巧みに持ち込み、語り継がれるコメディの金字塔を打ち立てたのであった。
あらすじ:
ウォルター(ケーリー・グラント)は、新聞社の堅物編集者。元妻で元花形記者ヒルデガード(ロザリンド・ラッセル)は、保険屋ブルース(ラルフ・ベラミー)と結婚してニューヨークで静かに暮らそうとしていた。しかし、ウォルターには考えがあった…。
--------------
1月9日(金)
ミュージアム・シネマ・サロン
「ヒズ・ガール・フライデー」
(1940年/アメリカ/92分/モノクロ)
監督:ハワード・ホークス
出演:ケーリー・グラント/ロザリンド・ラッセル/ラルフ・ベラミー....他
完全予約制(予約受付:12月22日(月)より1月9日(金)午後3時まで)
資料代:300円(不要な方は予約時にお申し出ください)
※イイダウエーブ会員は資料代はいりません
問い合わせ&予約受付:イイダウエーブ事務局 電話0265-21-1212
--------------
[会場]
川本喜八郎人形美術館2階映像ホール
[タイムスケジュール]
開場:午後7時
開演:午後7時20分
上映開始:午後7時30分
上映終了:午後9時5分
--------------------------