5/11ミュージアムシネマサロン『スリ』
5/11ミュージアムシネマサロン『スリ』、予約受付中です。
【情報】
市民団体イイダウエーブと飯田市川本喜八郎人形美術館が主催するミュージアム・シネマ・サロンが5月11日(金)に開催される。今回は独特な作風で知られるフランスの孤高なる映画監督ロベール・ブレッソン『スリ』(1959年/フランス/モノクロ/76分)を上映する。
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ストイックなまでに映画のスタイルが独創的な監督、それがロベール・ブレッソン(1901〜1999)である。印象的なクローズアップ、無表情な登場人物たち、しかし、そうした静的な描写の連鎖の中から映画のエネルギーを生み出す演出はブレッソンのみのものである。もともとブレッソンは商業映画から出発している。デビュー作『公共の問題』(1934)はスラップスティック・コメディ(ドタバタ喜劇)であった。しかし、その後作風は一変し、芝居がかった演技を嫌い、プロの俳優を一切使わず映画作りをした。
孤独な青年がスリに興じる姿を描く『スリ』は彼の作品の中で最も興行成績の良かった作品である。犯罪サスペンスの形を取りながら、ドフトエフスキーの小説『罪と罰』を下敷きにしており、人間の深層を描き出そうとしている。
【物語】
パリに住む青年ミシェルは職にも就かず、スリで生計をたてていた。ある日彼は競馬場である夫人のバックから現金を抜き取るが…..。
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5月11日(金)午後7時20分 ミュージアム・シネマ・サロン
『スリ』(1959年/フランス/モノクロ/76分)
監督 ロベール・ブレッソン
脚本 ロベール・ブレッソン
製作 アニー・ドルフマン
音楽 ジャン=バティスト・リュリ
撮影 レオンス・アンリ・ビュレル
出演者
マルタン・ラサール
マリカ・グリーン
ピエール・レーマリ
ペルグリ
ピエール・エトー
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<完全予約制>
予約受付:〜5月11日(金)午後3時まで
会場:川本喜八郎人形美術館2階映像ホール
資料代(実費)一般=300円、イイダウエーブ会員=無料(要会員証)。完全予約制。
※資料が不要な方は予約時に申し出ください
受付窓口:イイダウエーブ事務局(飯田まちづくりカンパニー内)
電話:0265-21-1212
料金(資料代):一般=300円,イイダウエーブ会員=無料
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開場:午後7時
開演:午後7時20分
終了:午後8時50分
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